部屋の明かりを変えて生活の質を上げよう(2)
昨日の記事(部屋の明かりを変えて生活の質を上げよう - 半可通素人)の続きです。
◆眠れない人は明かりが原因かも?
明かりは、眠りの質にも影響します。蛍光灯の白色の光は昼の明るさと同じなので、夜も蛍光灯の下にいると、目から入ってきた光によって身体はまだ昼だと認識します。
寝る直前までこれでは、布団に入っていきなり眠ろうとしても身体は昼だと思っているので準備ができていません。必然的に睡眠の質は下がるでしょう。
夜になったら明かりを落とし暖色の光に変える。寝る3時間前にはテレビもパソコンも電源を切り、寝る直前までスマホを見るのをやめる。こうして身体に夜だと認識させることによって、自然と眠る準備に入っていき睡眠の質も上がっていきます。
そして朝目覚めた時に太陽の光を浴びれば、身体が覚醒し、体内時計のリズムが調整されるのです。
どうにも眠れない、眠りが浅いという人は明かりについて見直してみる必要があるかもしれません。
◆我々はビニールハウスの野菜と同じ
昔は日本でも街頭にガス灯を使ったり、いろいろな所に白熱電灯が使われていたはずですが、効率の高さや明るさによって蛍光灯に取って代わられました。
今ではコンビニへ行くと、24時間煌々と蛍光灯の光が灯っています。そこに行けば昼間に近い明るさがあるわけです。24時間昼間の明るさ=昼も夜も問わず働く、となっており、経済的な効率が生活の質に優先しているのです。
これでは、まるでビニールハウスで照明を照らされて促成栽培される野菜と同じようなものです。私たちは当たり前だと思っていますが、ふと考えると不自然ではないでしょうか?
便利さを追求するあまり、生物としてあるべき姿を失ってしまっては本末転倒です。
明かりを上手に使うことで、生活を豊かに送りたいものです。