半可通素人の漂流

哲学から魚のお話まで。半可通素人が書き散らかすネットの海を漂流するブログ。

街場の脱非モテ論 ‐ スカイツリーの展望台から眺めを見てやろう(1/2)

 お久しぶりです。しばらく更新していませんでしたが、何をしていたかというとちょっと異世界に行っていました。


俺が異世界に行った話をする:哲学ニュースnwk

 

 ・・・嘘です。単にサボっていただけです。

今日は半可通素人がお送りする勘違い劇場です。記事のタイトルは内田樹大先生のパクリです。 

街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

 

 

 ↑この本、面白いのでオススメです。

 

 ◆概要

  • 非モテを脱するにはまず理想の人などいないと知ること。
  • 狙いは「乗り気でない人」
  • 見た目もある程度重要だよ。
  • 幸運が訪れるのを待つより行動を起こした方が圧倒的に早い。
  • 今までモテなかったことを武器にする。
  • 相手が変わるのを期待するより自分を変えることの方が容易。
  • 相手をゲットできたらむしろそれからが始まり。
  • モテを目指した方がなにかと楽しいと思うのです。

 

http://www.flickr.com/photos/31623674@N00/6791531356

photo by Nick Sherman

 

《総論》

 近頃、友人知人後輩らから恋愛関係の相談を続けて受ける、ということがありました。どうもそういう波が来ているようです。そこで私なりに超上から目線で状況を改善するための糸口になるかもしれないあれこれを綴ろうと思います。(その人達が非モテであるということでは決してありません。話を分かりやすくするために極端な方向に振っているだけなのでご了承ください。)

 この話は主にいわゆる干物やこじらせなどと呼ばれたりしている、恋愛に臆病だったり出会いに恵まれないと嘆いている人達に向けて書きます。しかしことは人間に関することなので、その他の読者の皆さんにとっても役立つ内容を盛り込めたら幸いです。

 

《各論》

非モテを脱するにはまず

 非モテを脱するにはまず、「理想の人などいないと知ること」。これから始まります。とかく人は理想を求めがちです。特に恋愛となると顕著ではないでしょうか。顔、性格、身長、収入、などなど…。

 しかし、「君に届けの風早君」や「モテキのいつかちゃん」、「天空の城ラピュタのシータ」のような人は虚構の住人であり、異性に対する理想を投影した人物に過ぎません。

 ちなみに私は映画版モテキ麻生久美子を泣かせた森山未来が未だに許せません。扱いが酷過ぎます。ここまで怒るのは私が麻生久美子ファンだからです。さらにちなみに、麻生久美子主演の「インスタント沼」という映画は何も考えずにスカッと笑いたい時にオススメです。ストーリーの合理性など、この際どうでもいいです。 

とにかく水道の蛇口をひねれ!そしてしょうもない日常を洗い流すのだ!

インスタント沼 - Wikipedia

 

 話を戻して、人にはどこかしら足りないところがあります。だからこそ人たりえるのです。それを知り、相手の良いところを認めて伸ばし、悪いところを受け入れ修正していこうとする姿こそ生産的な在り方です。

 理想を求めるあまり身動きが取れなくなるよりもまず、足るを知って身軽になりましょう。

 

 ◆狙いは「乗り気でない人」

 身軽になったところで作戦を練ります。いくら理想を求めるなと言っても、安易に妥協したところでその関係は長続きしないでしょう。時間と労力を無駄遣いしてしまいます。

 従って、狙いをある程度絞ってみます。経済分野で言うマーケティングをしましょう。キーワードは「乗り気でない人」です。干物やこじらせなどと呼ばれるようになると、周りは既に相手がいたり結婚していたりすることも多いです。つまり、モテる人、可愛い/かっこいい人は既に「売れて」しまっています。そんな市場では必然的に競争率が上がりますし、そもそも希望に合致する人を見つけるのが大変です。仮に可愛い/かっこいい人を見つけても、長期間相手がいなかったり、コロコロ相手を変えていたとしたら、その人はチャラ男かビッチ、あるいはメンヘラの可能性が相対的に高いです。

 

 では、「売れていない人」の中からどのように相手を探すか?売れていない人には当然売れていない理由があります。その理由の中から、内面的な理由、例えば

  • 人見知りする
  • 消極的である
  • 大人数が苦手
  • 異性に接する経験が不足している

などという事情を持っている人を探します。こうした人はたとえ自分に合った性格だったり好みだったとしても、上記の理由ゆえに市場に供給されていません。つまりニッチであったり、未開の市場を狙うといった趣旨です。

 

 しかしここで疑問が浮かびます。「そういう人とどうやって出会うのか?」という問いです。

 これを解決するためには、「友人ネットワーク」をフル活用しましょう。前述のような人は自ら市場に乗り出してこないため、出会いの場に積極的な人(召喚師)を誘って複数人の食事会なり飲み会なり遊びなりを企画し、そうした人に友達として(これが狙い)連れてきてもらうのです。「異業種交流会(もとい合コン)」が出会いの場として有効である確たる根拠がここにあります。

 埋もれている売れていない人はこういう場に乗り気でないので、他人に引っ張り出してもらうのです。あるいは、人が集まる場でこういう乗り気でなさそうな人に目を付けてみるといいでしょう。自分も乗り気でない人の要素を少なからず持っている場合、似た者同士で波長が合うかもしれません。「スタンド使いスタンド使いと引かれ合うッ!!」

 たとえその場で良い感触が得られなくても、少なくとも連絡先は交換して息の長いやり取りをしてみましょう。またはピンとくる人がいなくても、新たに知り合いとなり別の会につなげましょう。ここが努力のしどころです。しかし相手に拒絶されたら潔く手を引きましょう。決してストーカーになってはいけません。

 

http://www.flickr.com/photos/36704819@N08/5370155068

photo by Kay Gaensler

 

◆見た目もある程度重要だよ

 「人は見た目が9割 (新潮新書)」という本がかつて売れましたが、これはある程度真理です。相手のことを知らない場合、始めに視覚から情報を得る以上は見た目と第一印象は重要です。かと言ってうまれ持った顔を変えることは不可能ですし、高級なブランド物を身につけろと言っている訳ではありません。

 最低限抑えるべきは、

  • 清潔感のある格好
  • 自分に似合った物を身につける

の2点くらいでしょう。流行を追い過ぎる必要もないと思います。チグハグな格好をするよりも、似合っている、なんとなくこだわりを感じさせるとかの方が大事です。雑誌を読んで知識を仕入れる、センスのある人を真似たり助言を請うなど方法は沢山あります。また、安い服でも探せば値段を感じさせない物はあります。

 ちなみに私のモットーは「安くてもそうは見えない服を着る」です。日常的に着るトップスは大体3,000円以下で買ってきます。ボトムスもせいぜい4,000~5,000円くらいです。女の人の方が服が安く種類も多いので有利だなあと思うことが多いです。あと、高い物はモノが良いので、少しは高い物を持って感触と審美眼を磨くことも一方では重要です。

 

◆幸運が訪れるのを待つより行動を起こした方が圧倒的に早い

 以上のことを知識として手に入れても、行動を起こさなければ何もしなかったのと同じことです。今までのあなたは、「理想の相手」が「たまたま」目の前の現れるのを待っていた「幸運を待つ人」です。しかし、その幸運は未だあなたのもとに訪れてはいません。もしかしたら明日幸運がやってくるかもしれませんが、今日までのあなたを捨ててそろそろ行動を起こす時ではないでしょうか?

 「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん。」とは交響詩篇エウレカセブンで言われている言葉ですが、これは真実です。

 
交響詩篇 エウレカセブン

 

 

続き(2/2)は後日書きます。

 

以下、予告です。

◆今までモテなかったことを武器にする 

◆相手をゲットできたらむしろそれからが始まり 

◆相手が変わるのを期待するより自分を変えることの方が容易

◆モテを目指した方がなにかと楽しい 

《方針》

《予算》