街場の就職活動論 ‐ 武器が無いなら作ればいい(その5)
街場の就職活動論 ‐ 武器が無いなら作ればいい(その4) - 半可通素人
の続きです。
図らずも長期シリーズになっている本記事ですが、折り返し地点は過ぎました。まだ折り返しかよ!という突っ込みが聞こえてきそうですが…。粛々と書くだけです。
◆様々な企業の話を聞けるのは今しかない
悲喜こもごも、功罪いろいろある就職活動ですが、ここで一つ見落とせない点があります。
就職フェアや合同企業説明会、単独の会社説明会など、就職活動においては多種多様、様々な企業の業務内容や求める人材の説明を聞くことになります。合同企業説明会でなるべく多くの情報を得ようとしたり、一日にいくつもの企業を回ったりすると、もはやうんざりしてきてしまいますが、そんな時に思い出して欲しいのが「様々な企業の話を聞きに行って、歓迎されるのは今しかない」ということです。
就職活動期には、多くの企業が優秀な人材を獲得しようと積極的に自社をアピールします。そしてこちらが投げかける質問には、よほど常識外のことでない限りは快く答えてくれます。いわば広く門戸を開いて歓迎し、情報を提供してくれるのです。
社会に出ると、一般的にはこのような機会はほとんどありません。当たり前ですが企業に話をしに行く際、まず「お前は誰だ、目的は何だ」となります。そして仕事ですから、情報を提供してもらったらこちらもその分の対価をお返ししないといけません。聞けば何でも答えてもらえる、というこちらが優位な状況は就職活動限定の特典と言えます。
社会人でも転職活動をすれば様々な企業の情報に触れられますが、スキルと経験を求められるので、新卒採用時のように誰でも歓迎という訳にはいきません。
従って、これは一生に一度の貴重なチャンスなのです。私も今思えばもっといろいろな企業の話を聞きに行けば良かったと反省しています。自分に興味が無くても、世の中には沢山の仕事があり、様々な企業が事業を展開しています。はなから知らない世界に飛び込む訳ですから、何事に対してもそうですが、視野は広く心も広くないと勿体無いことこの上ないです。
下世話な例えをすると、お見合いパーティーで自分の質問に相手がいろいろ答えてくれる状況なら、自分の好みや気になる人には当然声を掛けるでしょう。でもその他にも話してみると意外と気が合ったりピンとくる人がいるかもしれないので、こんな機会など滅多にないからとにかく手当たり次第声を掛けて可能性を広げておけよという話です。
…今日はあまり中身が無い話になってしまった気がしますが、案外見落とされがちな点について書きました。
次回は
◆まずは職に就くこと。話はそれから
について書きます。
世間は昨日と今日とセンター試験でしたね。受験生の皆さんお疲れ様でした!