チャップリンとカエルが盛り上げる街
月日は過ぎて五月も中旬に差し掛かりますが、四月が終わって一年の三分の一が過ぎたという事実に驚愕しつつ、連休中にふらっと足を伸ばして来た記録を書きます。
休みなのでゆっくりしたいというのと、有名どころでかつその響きが気にならざるを得ないということで、下呂温泉まで行って来ました。
何故か温泉街の真ん中にチャップリン。どうしてこうなった、という疑問がふつふつと湧いてきますが、特に所縁はなく、「観光客が映画について語りながら温泉街を歩けるような映画通りを作ろう」という観光協会の発案で造られたそうです。しかし他に映画にちなんだ施設もなく、以下の通り評判もイマイチの模様。
頑張ってるのは良くわかる...けど...-下呂温泉 | TOPPY.NET for スマートフォン
ゲロゲロ、ということでカエルが街中でちらほら見かけられました。チャップリンよりこちらの方が理にかなっています。
下呂をぐるっと、ということでげろぐるなるキャンペーンが展開されげろぐるくんというキャラクターまで作られていました。げろもぐるも何だか体調不良の時に陥る症状を連想させがちなので、なかなか攻めたネーミングだと思います。いずれにせよインパクトは大。
訪れた地の名物を、ということで朴葉味噌をいただきました。飛騨牛も名産なので肉も柔らかくて美味です。他にも下呂麦酒(げろびーる)という地ビールのノボリが立っていたので気になったのですが、うっかり飲めなかったのが悔やまれます。
岐阜にはアクアトト・ぎふという世界淡水魚園水族館があります。魚好きとしては見逃すわけにはいきません。ということで当然行きました。真ん中の魚はオイカワという日本の淡水魚で、ちょうど春に繁殖期を迎えるので婚姻色と呼ばれる綺麗な体色を出していました。これはオスですが、オスの方が綺麗に色付きます。
ハゼの仲間。胸の下にあるヒレが円形の吸盤になっており、水槽の壁にくっついています。かわいいやつです。
皆さんもよくご存知のコイが水中に浮かび、目の前に迫ってきました。こうして見ると飛んでいるみたいです。
海外の面白い形の魚。体の下半分のデザインがなんだか不思議なことになっていますが、水中での姿勢は保ちやすそうです。うようよ漂っているとスターウォーズの宇宙船のようなイメージを持ちます。
これも海外のナマズの仲間。口まわりのヒゲが特徴的です。こちらにその口をおおいに見せてくれていたのでしっかり写真に収めました。何だか全て吸い込まれそうです。
やはり水族館は多種多様の魚が見られて面白いです。魚を見ていればいくらでもいることができますが、時間に限りがあったので後ろ髪を引かれつつ帰路につきました。
お土産はネーミングだけで決めたげろげろまんじゅう。げろまんです。何でもげろが付くと怪しく思えてしまうのはご愛嬌。
温泉より魚がメインではないかという疑いのある旅行記ですが、湯ったりできました。温泉と水族館が楽しめるということで皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。