半可通素人の漂流

哲学から魚のお話まで。半可通素人が書き散らかすネットの海を漂流するブログ。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

教育は人の問題 ≦ 環境の問題だった?(その3)

◆好かれたいから上下関係を装うという風潮 教育を考える材料の1つとして、上下関係について着目します。 思い出してみると、年齢が上がるにつれて上下関係は厳格になっていき、小学生までは年上にもタメ口で話していたのに中学生になった途端上級生に敬語を…

教育は人の問題 ≦ 環境の問題だった?(その2)

◆精神的な低年齢化が進んでいる・・・のか? 教育の問題に関してしばしば挙げられるのが、精神的な低年齢化についてです。 これは近年では授業中にじっと座っていられなかったり、すぐにキレる子供などとして表面化しています。そして子供だけではなく、低年…

教育は人の問題 ≦ 環境の問題だった?(その1)

教育については過去記事で何回か書いていることもあり、関心のある分野です。 まずは雑巾掛け、皿洗いから。:量質転化で自分を変えられる - 半可通素人 DQN再生産システムと孫子の兵法を認識すること - 半可通素人 黒子のバスケ脅迫犯はあなたのすぐそばに…

ホカホカに学ぶ平和主義

photo by Cloudtail 今日は少し変わった動物の生態を紹介します。 皆さんはボノボという霊長類を知っていますか? 以前はピグミーチンパンジーと呼ばれていたサルで、ヒトに近いサルと言えばチンパンジーを思い浮かべる人が多いと思いますが、実はこのボノボ…

書くこと=感覚を濾過していくこと(その4)

書くこと=感覚を濾過していくこと(その3) - 半可通素人の続きです。 ◆いい文章は例えが上手い 書くことの具体的な方法論について述べています。 世の中に溢れている文章を読んでいると、腑に落ちる文章、納得性の高い文章とは「例えが上手い」ということ…

書くこと=感覚を濾過していくこと(その3)

書くこと=感覚を濾過していくこと(その2) - 半可通素人の続きです。 ◆言語化の能力を高める 思考から曖昧なものを除き、情報量に制約のある文字で表現することが書くことという話をしていますが、ではどうすれば自分の思うように書くことができるのでしょ…

書くこと=感覚を濾過していくこと(その2)

前回(書くこと=感覚を濾過していくこと(その1) - 半可通素人)の続きです。 ◆人に教えるのも書くことと同じ原理 前回、「書くことは思考から感覚という曖昧なものを濾過し、文字という客観的な情報に落とし込んでいくこと」として、自分がものごとを理解…

書くこと=感覚を濾過していくこと(その1)

ありがたいことにブログを読んでくださった方から文章を褒められることが幾つかあったので、調子に乗って「書くこと」についての考えを記しておきます。 といっても目新しいことは無く、ほとんど基本的なことだと思います。ですが案外できていないことも多い…

街場の就職活動論 ‐ 武器が無いなら作ればいい

以前7回にわたって投稿した記事を1つにまとめました。11,000文字以上とやけに長いのですが、ある程度まとまった考えが書けたかなと思います。周囲に就活を控えている学生がいる方など参考にしていただけると幸いです。 ◆概要 「本当に自分に合った仕事」など…

言いたいことも言えないこんな世の中でポイズンの話

photo by guppiecat 今日は魚のお話です。 (※魚を食べる楽しみについて書いていますが、原発事故以来、放射性物質による環境汚染は収束の目途も立たず、水への汚染も止まらない状態にあり、淡水海水問わず国内産の魚介類に対しては産地や放射能検査の有無に…

グノシー≒反宇宙的二元論?というひねくれ論

前回の記事(身近に転がっている二項対立の罠に気をつけよう - 半可通素人)で書いた二項対立から、更に話を広げます。 photo by Kyoshi Masamune ◆二元論という古くからの思想 二項対立としてよく挙げられる「善か悪か」という考えは、古くから人の思考の対…

身近に転がっている二項対立の罠に気をつけよう

都合によりしばらくお休みしていましたが、ぼちぼち書こうと思います。 photo by European Parliament ◆単純な二項対立という罠 先日の記事で、人間の感覚はアナログなので0か1かではなく0と1の間がモノをいう世界だと書きました。 <a href="http://hnktu…