半可通素人の漂流

哲学から魚のお話まで。半可通素人が書き散らかすネットの海を漂流するブログ。

残念な人になりたくなければ心のイケメンを目指せ

 

◆生き様は顔に出る

 どこで聞いたのか、「人は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければならない」という言葉があります。これは事実(真:true)であり全ての人が自覚すべき事項です。
 顔は生まれつきだから変わり様がないだろ、という声が聞こえてきそうです。ある程度はそれも事実です。しかし生まれてから何十年と生きるわけですから、後天的な要素は無視できません。
 
 「生き様は顔に出る」というのが偽らざる実感です。
 
 ではそうした観点でこの国の政治屋の顔つきを見てみましょう。特定の対象を攻撃するようで偲びないですが、おしなべて酷い卑しい顔が並んでいるではありませんか。いかにも性根の悪そうな人物から、人の話を聞かなそうだったり、自分のことしか考えなさそうな人相の見本市と成り果てています。
 それくらいでないと政治屋にはなれないという事実の裏返しと捉えることもできますが、そうした社会は不健全そのものです。日本衰退の元凶です。
 ことは政治屋に限らず、不祥事でニュースに出てくる企業の関係者など、枚挙に暇がありません。
 

 では、何故生き様が例えば政治屋の卑しい顔つきとして出るのか。これは「認識の歪み」が顔つきに現れているのです。

 人間は認識が本能を統括している生き物ですから、動物的なヒトとしての顔に加えて認識による顔つきが創られていきます。
 保身や利権に溺れ、周囲から先生先生ともてはやされ政(まつりごと)を執り行うという矜持を忘れた愚鈍な認識の量質転化(まずは雑巾掛け、皿洗いから。:量質転化で自分を変えられる - 半可通素人)によって、顔が変化していくということです。
 

◆大人にはなろうとしないとなれないよね

 過去記事(大人になる、とはどういうことか - 半可通素人)でも書きましたが、自分が想像していた今の姿と、実際の今は違うというのがほとんどの人に当てはまるのではないでしょうか。
 
 顔つき以外にも立ち振る舞いや言葉遣い、着ている服や使っている道具などかくも多くの要素によって他者から見た自分自身が規定されます。
 加えて、自分自身で制御できる要素以外に、自我が確立してくる思春期までは親の言動や教育、生活態度なども影響してきます。自分の親はどうにもできない部分が大きいですが、自身が親になった際には子供に直接間接に与える影響を考慮してあげないと、大事な子供の人生を毀損することになりかねません
 
 人は創り創られて人になっていきます。そしてその過程に終わりはありません。そうした二重の意味でも、40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければいけません。
 

◆生き方、でも重くならないように

 つらつら書いてきましたが、残念な人が多いと感じる世の中で、残念な人達は何故残念なのか?の1つの解として私が考えていることです。
 残念な人になりたくなければ、まずは心のイケメンを目指して内から整えていかないと本物にはなれません。外見は整形でもすれば誤魔化せますが。
 
 そうしたことを自覚しながら生きていかないとならないと考えると、なかなか気分も重くなります。しかし致し方のない定理であり、漫然としていてはできないことなので毎日を大切に過ごそうという気になってきます。
 
 なおこれまで述べたことを遂行するには自分を叱咤激励するM要素が必要なので、弱っている時はおすすめできません。普段は楽しんで「錦織勝ったウェーイ(笑)」とかやっていればいいと思いますが、心身の調子が良い時にふとそんなことを考えてみてもいいのではないでしょうか。